耐火ケーブルは、消防法による「耐火電線の基準(840℃30分値)」に合格した電力用ケーブルのこと。
火災に遭遇しても一定時間は電気を供給でき、屋内消火栓・スプリンクラー・排煙設備などの非常電源並びに防災設備やエレベーターなどの非常時に電源が必要な機器への配線に使用します。
露出配線に限って使用できるもの(FP)と、露出配線および電線管内、ダクト内等の密閉配線の両方に使うもの(FP−C)と2種類あります。
【取扱メーカー】フジクラ・富士電線・住電HSTなど
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耐火ケーブルとは、火災時にも一定期間、機能を維持するように設計された特殊な電力ケーブルです。これにより、緊急時にも重要な電力供給や通信機能を確保し、人命や財産を守ることができ、火災時にも機能を維持することが求められるさまざまな場所で使用されています。
高温に耐える材料と設計により、火災時の安全性を確保します。
学校やオフィスビルの避難経路照明や非常用通信設備、スプリンクラーや火災報知器などの消防設備、病院の医療機器や非常用電源の供給、地下鉄やトンネルの照明、通信、信号システムのための電力供給、石油科学プラントで火災時にも運転を維持するための制御システムなどに使用されます。
耐火ケーブルは、国際および国内の規格に基づいて決められています。ケーブルが火災時にどれだけ長く機能を維持できるかを評価するものであり、設置場所や使用目的に応じて適切な規格を選択することが重要です。
IEC 60331: この規格は、火災条件下でのケーブルの機能維持性能を評価します。通常、ケーブルは750℃〜1000℃の温度で90分間の火災試験を行い、その間に電気的な機能を維持する必要があります。
JIS C 3521: 日本の工業規格で、一定温度での耐火試験があり、火災時における耐火ケーブルの性能を評価します。