照明(電気)は部屋を明るく照らし、私たちの生活に欠かせない存在です。普段当たり前に使っている照明が突然つかないと、不安を感じる方も少なくないでしょう。 照明がつかない原因は、状況によって多岐にわたります。しかし、原因を理解し、適切に対処することで、問題を解決できるでしょう。この記事では、照明がつかない原因や、状況別の対処法を詳しく解説します。

照明(電気)がつかない状況別の対処法

照明がつかない場合の対処法は、状況によって異なります。それぞれを詳しく見ていきましょう。

周りの家の照明もついていない場合

停電が発生した場合、まず影響範囲を把握することが重要です。窓の外を確認して、街灯や周辺の家々の電気がついているかどうかを確認しましょう。

普段は明るいはずの周囲も、同じように照明がついていなければ自然災害や事故などにより、広範囲に及ぶ地域停電が発生している可能性が高いです。ほかにも、計画停電や保守点検など、電力会社側の都合で一時的に電気の供給を停止するケースもあります。

なお、原因が特定できない停電もまれに見られます。現在の停電状況や電気の回復見通しは、各電力会社の公式サイトなどを確認し、状況に応じて情報収集をしましょう。

灯りは懐中電灯を使用

停電時には、懐中電灯や電池式の簡易照明を用意しておきましょう。昼間は自然光を利用できますが、夜間は街灯やほかの家の光もなくなるため、周囲や足元を照らすための灯りが必須です。懐中電灯は持ち運びが容易で、長時間一定の明るさを保てるため、停電時の照明として最適です。

なお、停電時に適切な対応を知らないと、火災などの二次災害を引き起こすリスクがあります。実際に東日本大震災では、停電時にろうそくを使用したことによる火災が多数発生しました。ろうそくを使う場合は、火の取り扱いに細心の注意を払いましょう。

電化製品の電源プラグをコンセントから抜く

停電中は、予期せぬトラブルを未然に防ぐためにも、電化製品の電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。とくに注意が必要なのは、熱を発する電化製品や作動時に危険がともなう電化製品です。 停電中に転倒したり可燃物に触れたりすると、火災の原因となるほか、思わぬ怪我を招く可能性があります。きちんと対処することで、復旧後に機器が突然動き出すことによる事故から身を守れます。

暑さ・寒さへの対応

停電が発生するとエアコンや扇風機、ヒーターなどの電化製品が使えなくなるため、真夏や真冬に停電が起こると健康被害のリスクが高まります。

真夏に停電が発生した場合は、まず窓を開けて室内の温度を下げることが重要です。また、こまめな水分補給を行い、保冷剤を首や脇の下に当てて体を冷やしましょう。

一方、真冬に停電が起こると室内の温度が急激に下がり、低体温症や凍死の危険があります。そのため、多めの重ね着をして体温を保ち、温かい飲み物やスープで体の内部から温めることをおすすめします。

さらに、窓やドアの隙間をふさいで寒気の侵入を防ぎ、室内の温度低下を抑える工夫も必要です。停電は予測できないため、適切な準備と対策を講じておくことで、暑さや寒さによる健康リスクを大幅に軽減できるでしょう。

家中の照明や電化製品がつかない場合

家中の電気が突然消えて復旧しない場合、原因としてブレーカーや送配電系統の不具合が考えられます。原因と対処法を詳しくみていきましょう。

アンペアブレーカーが落ちている

家中の電気が突然つかなくなったときに、最初に確認すべきはアンペアブレーカーです。アンペアブレーカーは、契約した電力容量を超える電気が流れるのを防ぐための安全装置で、分電盤に設置されています。ブレーカーが落ちると、家全体への電力供給が中断されます。

アンペアブレーカーは、消費電力の高い電化製品が同時に動作したとき、または瞬間的に多くの電力が必要な場合に落ちる可能性が高いです。

復旧するには、消費電力の大きな電化製品を特定し、電源を切ります。電源をオフにできない場合は、電源プラグをコンセントから抜きましょう。

次に、分電盤でアンペアブレーカーのスイッチを再び上げて「入」の状態に戻します。最後に、必要な電化製品のみ順番に電源を入れます。上述の手順を実行することで、電気が再び供給されるはずです。 なお、スマートメーターが設置されている場合、分電盤にはアンペアブレーカーが存在しないことがあります。停電後約10秒で自動的に電力供給が再開されますが、再開前に該当する電化製品の電源を切っておきましょう。

漏電ブレーカーが落ちている

漏電ブレーカーは、電気が本来以外のルートから漏れ、人や物に危害を及ぼすのを防ぐための重要な安全装置です。たとえば、ドライヤーを使っている最中に漏電が起こると、自動的にスイッチを切り、家中の電気供給を停止する機能を持っています。

漏電ブレーカーが作動しているなら、まずはすべての電化製品の電源を切りましょう。次に、分電盤にある漏電ブレーカーのスイッチを再び上げて「入」の状態にします。その後、安全ブレーカーをひとつずつ順番にオンにしていくことで、どの回路で問題が発生しているかを特定できるでしょう。これにより一時的な復旧が可能ですが、漏電は火災や感電の原因となり、危険がともないます。自己判断での修理は避け、プロの手に任せましょう。

自宅の送配電に問題が起きている

ブレーカーが正常なら、送配電に問題が発生している可能性があります。具体的には、外部から家庭へ電気を供給するための引き込み線が、強風やほかの外部要因によって断線したことが考えられます。 引き込み線は、電柱から家まで電力を運ぶ重要な役割を担っているため、断線すると家中の電気が使えなくなります。修理や点検は、高度な専門知識と技術、資格が必要です。必ず専門業者に修理を依頼しましょう。

部屋の照明や電化製品がつかない場合

ほかの部屋は正常に動作しているにもかかわらず、特定の部屋だけ電気がつかなければ、別の問題が発生している可能性があります。それぞれの対処法を詳しく見ていきましょう。

安全ブレーカーが落ちている

安全ブレーカーは、部屋ごとの異常や過負荷を検知して電気の供給を停止する役割を果たします。安全ブレーカーが作動しているなら、その部屋の電気はつきません。

まずは分電盤を確認し、安全ブレーカーのスイッチを確認します。落ちていたら、スイッチを再びオンにして電気を復旧させられます。ただし、何度もブレーカーが落ちる場合は、電化製品の使用状況を見直し、同時に使用する電力量を調整しましょう。

自宅の配線に問題が起きている

安全ブレーカーが正常であるにもかかわらず電気がつかないときは、自宅の配線に問題が起きているかもしれません。自力で対処せず、電気工事会社や不動産管理会社に連絡して、設備の点検と修理を依頼しましょう。

照明機器が点灯しない場合

電気のトラブルのなかでも、とくに頻繁に発生するのが特定の照明器具だけが点灯しない場合です。 ほかの照明器具や電化製品が正常に機能しているならば、ランプ自体の寿命や、照明器具そのものに故障がある可能性が考えられます。それぞれの対処法を詳しく見ていきましょう。

蛍光ランプ、LEDランプ、白熱電球の寿命

ランプの寿命が原因かどうかを確認するための簡単な方法は、つかないランプを別の正常に動作している照明器具に取り付けて試してみることです。

正常な照明器具に取り付けた後でもランプが点灯しなければ、ランプが寿命を迎えているかもしれません。この場合、新しいランプに交換することで解決します。

仮に、同じ形式やサイズのランプを使用している照明機器が家になければ、ランプの外観や電気がつかなくなる前の状態を観察し、寿命かどうかを判断しましょう。

たとえば、蛍光ランプの寿命は約6,000〜12,000時間で、両端が黒ずむ、端の部分しか明るくならない、点灯に時間がかかるといった症状が現れます。 LEDランプは約40,000時間の寿命で、明かりが暗くなる、チカチカ点滅するといった症状が出るのが特徴です。白熱電球は約1,000〜2,000時間の寿命で、寿命になるとフィラメントが切れます。

照明機器が故障している

ほかの電球を試しても点灯しない場合は、照明機器自体に問題があるかもしれません。たとえば、照明機器のなかで重要な部品である安定器の平均寿命は、JIS C 8108(蛍光灯安定器)の基準によれば8〜10年とされています。

しかし、照明機器の寿命は周囲の温度や湿度、電源の電圧、点灯時間、汚染や腐食性のガス、振動、取り付け方法など設置場所の環境条件によって大きく変わります。頻繁にスイッチをオンオフする場所や、湿気が多い部屋で使用している照明機器は、劣化が早まる傾向があります。 10年以上使用している照明機器は、見た目に問題がなくても内部で故障が発生しているケースも少なくありません。安全性を確保するためにも、照明機器の点検や交換を検討しましょう。

照明機器の接触が悪い

電球の口金部分が照明機器のソケットに正しく装着されていないと、電流が流れず電球が点灯しません。電球を最後までしっかりと回して固定することが大切です。感電事故を防ぐためにも、スイッチをオフにしてから接触不良がないか確認してください。

また、電球が正しく装着されていても、電気がつかない場合は、電球自体または照明器具本体に問題がある可能性が高いです。電球を交換してみるか、照明機器の修理を専門業者に依頼することを検討してください。

スイッチや配線に不具合がある

スイッチや配線のトラブルは、思わぬ事故につながる危険性があります。自分で修理を試みるのは避け、専門の電気工事会社や不動産管理会社に連絡して、点検や修理を依頼しましょう。

業者に修理を依頼すべきケースと費用

照明機器やスイッチ、配線に故障の兆しが見られる場合は、自己流で修理を試みるのは危険です。なぜなら、感電や漏電などのリスクが生じる可能性があるからです。さらに、問題の原因を見極めることも容易ではなく、専門的な知識が求められます。

また、電気工事は「第二種電気工事士」の資格が必要です。必ず適格な専門家に点検と修理を依頼しましょう。

安定器の故障

安定器は、蛍光灯が安定した明かりを放つために、放電を一定時間バランスよく調整する役割を持ちます。寿命は約40,000時間で、一般的には8〜10年とされています。仮に、蛍光灯や点灯管を交換しても点灯しない場合は、安定器に問題がある可能性が考えられるでしょう。

修理費用の相場は、基本的な作業で約5,000円から10,000円です。吹き抜け構造の家など高所作業が必要な場合、出張費など追加費用がかかるケースが多いでしょう。

照明器具の故障

照明器具自体の故障や劣化でも、灯りはつかなくなります。器具にはソケットや基板など、配線を含むパーツが組み込まれています。なかでも、配線トラブルはよくある原因のひとつです。

もし同じ型の蛍光灯をほかの部屋で使用しているなら、試しに交換してみることで、原因を特定しやすくなります。それでも解決しない場合は、メーカーや専門業者に修理を依頼するのがよいでしょう。 なお、照明器具の交換を専門業者に依頼する場合の料金相場は、一般に10,000円から15,000円程度です。ただし、取り付け位置の高さが3mを超える場合や、特殊な作業が必要な場合、出張費など追加料金が発生することがあります。依頼の際には費用内訳を確認しましょう。

豆電球がつかない

新品に交換しても豆電球が点灯しない問題は、蛍光灯と同様によく見られます。しかし、内部構造が比較的シンプルなため、電球自体の故障が原因となるケースはほとんどありません。豆電球が点灯しない主な原因は、照明器具そのものの寿命です。 なお、豆電球のみの価格は一個約50円です。LED豆電球は、一個約300円ですが、寿命が長く、消費電力が抑えられるため、交換の際はLEDがおすすめです。

LED蛍光灯がつかない

LED蛍光灯は従来の蛍光灯と異なり、安定器を必要としません。そのため、LED蛍光灯を取り付ける際には、安定器を取り外すバイパス工事が必要です。安定器をそのままにしてLED蛍光灯を使用すると、正常に動作しない原因になります。

なお、工事費の目安は20,000円から50,000円程度です。しかし、こちらも業者によって費用は異なるため、依頼する際には詳細に費用を確認することが重要です。

蛍光灯を交換する方法

蛍光灯の交換方法は、ライトの種類によって異なります。注意点を把握し、適切な交換を実施しましょう。

交換前の注意点

蛍光灯交換時は、安全や取り扱いに注意が必要です。感電の危険があるため、手が濡れている場合はしっかりと乾かし、必ずスイッチを切った状態で作業しましょう。

また、点灯直後は蛍光灯が熱を持っていることがあります。熱が冷めるまで時間を置いてから作業しましょう。 作業場所の照明が暗く、視界が悪い場合は事故につながる可能性があります。高い場所での作業なため、十分な明るさを確保し、転倒してケガしないように、脚立などの足場を安定させてから作業を行いましょう。

直管形蛍光灯

直管形蛍光灯の交換方法は、まずスイッチを切り、ランプの両端にあるソケットを確認します。ソケットはねじ式やスライド式など、さまざまな固定方式があるので、ソケットの構造を確認して適切に取り外しましょう。

次に、ランプを引き抜いて新しいランプと交換し、ソケットに確実に取り付けます。たとえば、ねじ式のソケットの場合は、ランプを90度に回して固定します。はめ込み式は、ランプの端を順番に差し込んでセットします。

丸形蛍光灯

丸型蛍光灯の交換方法は、まずスイッチを切り、ランプ固定用の留め具を外して丸型のランプ本体を取り外します。ランプ本体を取り外したら、新しいランプの向きを確認して差し込み、固定用のネジやクリップを確実に取り付けて固定します。 最も大きな違いは、発光原理の差です。LEDは半導体に電流を流すことで発光します。一方、蛍光灯は水銀ガスの振動によって紫外線を発生させ、蛍光体を発光させる仕組みです。用途に合わせて適切な光源を選択しましょう。

電球形蛍光灯

電球形蛍光灯を交換する前には、まずスイッチを切ります。その次に、ソケットから古い蛍光灯を反時計回りに回して抜き取ります。新しいライトを時計回りに回して、取り付け固定したら完了です。

LEDと蛍光灯の違いとは?

LEDと蛍光灯は、発光原理の違いから、消費電力、寿命、光の質など、さまざまな特徴の違いがあります。

寿命

LEDは非常に長寿命で、平均40,000時間の使用が可能です。一方、蛍光灯の寿命は6,000〜12,000時間と比較的短いです。1日8時間使用した場合、蛍光灯は約2〜4年で寿命を迎えます。対照的に、LEDは約8〜10年が寿命です。蛍光灯からLEDに切り替えることで、電球交換の頻度を減らし、手間を軽減できるでしょう。

価格

一般的に、LEDの初期導入コストは蛍光灯よりも高くなる傾向にあります。蛍光灯の価格は1個あたり約700〜1,200円ですが、直管形LEDランプは1本約1,000〜3,000円です。以前はLEDが蛍光灯より高額でしたが、現在では価格差がほとんどなくなってきています。 一方で、LEDは寿命が約40,000時間と非常に長いため、交換頻度が低く、ランニングコストの削減が期待できます。

電気代

さらにLEDは省エネであるのに対し、蛍光灯は電力消費が多くなります。具体的には、直管形蛍光灯の消費電力は蛍光灯の約1/2です。 LEDの寿命が最長10年とすると、期間が長くなるにつれ差が大きくなり、大幅な電気代の節約につながるでしょう。

停電への備え

停電が起きるとすべての照明機器や電化製品が使用できなくなり、日常生活に大きな影響を与えます。ここでは、停電対策として取るべき4つの具体的な方法を紹介します。

食料と飲料水の確保

停電対策で最も重要なのは、食料と飲料水の確保です。人間は水を摂取しないと、4〜5日で生命の危険にさらされます。少なくとも3日分の備蓄を確保しておきましょう。 また、電子レンジが使えないことや冷蔵・冷凍保存ができない状況を想定して、クラッカーや缶詰などの保存食品を準備しておくことも大切です。その際、冬の災害を考慮して、温かい食事をとるために携帯用ガスコンロなども用意しておくとよいでしょう。

電気を使わない冷暖房の用意

熱中症や低体温症のリスクを避けるため、電気に頼らない冷暖房器具を準備しておくことも大切です。

たとえば、夏場に停電が発生するとエアコンが使えなくなり、熱中症のリスクが高まります。反対に冬場は、暖房が使えなくなることで低体温症の危険性が増します。 そのため、毛布や涼感素材のブランケットなど、電気を使わずに温度調節ができるアイテムも備えておくとよいでしょう。真冬の停電時には、ガス式ヒーターや毛布があれば寒さから身を守れ、低体温症を予防できます。

簡易照明の準備と乾電池のストック

停電が夜間に起こると視界が悪く、身動きが取れなくなるケースも少なくありません。さらに、地震が原因で停電した場合は、家の中にガラス破片が散乱している状況が想定されます。足元が見えないために、大けがをするリスクも高まるでしょう。 簡易照明があれば周囲や足元を照らせ、安全に行動することが可能になります。

モバイルバッテリーの充電

停電が発生すると電力供給が止まるため、スマートフォンの充電ももちろんできません。スマートフォンのバッテリーが切れないように、普段からモバイルバッテリーを充電しておくことが大切です。

しかし、満充電していても時間が経つと自然放電により、電池残量が減少してしまいます。いざというときにモバイルバッテリーが使えない事態を避けるために、定期的に電池残量をチェックし、必要に応じて充電しておくとよいでしょう。

なお、モバイルバッテリーの場合は貯めた電力を使い切ったとき、乾電池式の充電器は電池がなくなったときに、充電する手段がなくなってしまいます。

万が一に備え、ポータブル電源を用意しておくことをおすすめします。ポータブル電源は容量が大きく、スマートフォンだけでなく、家電も動かせる便利な非常用電源です。 電材ネットでは、モバイルバッテリーはもちろん、さまざまな容量のポータブル電源を用意しております。停電時の備えとしてぜひチェックしてみてください。
こちらの記事では、漏電について解説しています。発生の原因から予防策まで紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

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まとめ

電気が使えなくなる原因は多岐にわたります。停電が発生した場合、まず自宅だけでなく、地域全体が影響を受けているのかを確認することが重要です。これにより、正しい対処が可能となり、通電火災などの二次災害を回避しやすくなります。

なお、災害が発生してからではなく、事前に適切な備えをしておくことで、万が一の際も安全を確保できるでしょう。
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